20240131
朝へ枯れ白む空を
不達の使に代えるよ
途切れた彗星の尾は
一つの枝の汐だよ
今では凪ぎ寂び込む鉄路を
割く薄明
帰り道はないよ
有っても、もう見えないよ
救い出してしまわないように
足掻いた夢の遥か
なんも変わらない姿
手を離した、噫
眸を無季に誘く
僕だけの痛みも知ってよ
ゆるるほなかへ
叫び続けている
くもりなき日となれ
明日も、その先も
左手嚙みついて
濁した唾
未完の旦だ
やり直さなきゃ
霞んだ水平線の孤独
低く飛ぶ静寂の船
崩靈體宣命体笑
幾つか肢が混じるよ
排気ガスは放火した君の
吐いた息よ
帰り道はないよ
有っても、もう見えないよ
振り返ってしまわないように
くすんだ夢の遥か
なんも変わらない姿
手を掴んだ、噫
走り切れず転んだ橋梁から
ふと見えたゆるるほなかが
忘れていく記憶の
全部を閉じ込めた
ずっと閉じ込めた
消えても浮かばない
沈んだ時間
つついても
きすしても
起き上がる気配はない